胆道閉鎖症の病状・合併症などの解説です。

黄疸

 (jaundice)肝臓が作る胆汁が排泄されず、血液や体に胆汁の成分(ビリルビン)があふれて体が黄色くなることを指す。 乳児黄疸ネット

減黄

 げんおう。黄疸がひくこと。胆道閉鎖症では、直接ビリルビンが「1」以下を減黄とみなすことが多い。

黄染

 おうせん。ここでは、黄疸により、目の白眼部分や皮膚がビリルビンで黄色く染まることをいう。

胆管炎

 胆道閉鎖症の手術後に多くみられ,肝臓とつながれた腸の内容が肝臓に流れ込むことが感染の原因として考えられている。上行性胆管炎。小児外科学会

腹水

 お腹(腹腔)の中に異常に多量の液体が溜まった状態、ないしはその液体。肝硬変が進むとアルブミン合成能低下及び門脈圧亢進により、症状が出る。 Wikipedia

下血

 げけつ。消化管などから出血した血液が肛門から排泄されること。↔吐血。 日本消化器病学会

食道静脈瘤

 食道の粘膜を流れる静脈が瘤(こぶ)のようにふくらんで曲がりくねってでこぼこになった状態。胆道閉鎖症の合併症の一つ。日本消化器病学会

門脈圧亢進症

 肝臓が硬いために、血流の流れが悪くなり、肝臓へ流れ込む門脈の血圧が高くなること。 日本小児外科学会

VK欠乏症

 ビタミンKが欠乏する症状。血が固まりにくくなり、赤ちゃんは内出血しやすくなる。

胆汁うっ滞

 たんじゅううったい。胆汁が(肝臓内に)滞り溜まること。

肝硬変

 胆汁がうっ滞するなどして、肝臓に損傷が加わると繊維が増えて硬くなり、コブだらけの状態となる。

癒着

 ゆちゃく。炎症により、本来離れているべき組織同士の臓器・組織面がくっついてしまうこと。手術によって傷ついた正常な組織同士を縫合すると、その組織はくっついて自然に治癒(創傷治癒)する。しかし、治癒の過程で本来は離れている組織同士がくっつくことがあり、一般にはこれを「術後癒着」と呼ぶ。 Wikipedia

剥離

 はくり。はがすこと。例:癒着を剥離する→癒着をはがす。

偽陽性

 ぎようせい。陽性ではないけど、それに近い反応が出ること。

凝固

 ぎょうこ。固まること。ここでは、血が固まることを言う。

側副血行路

 そくふくけっこうろ。肝臓などへ流れず、お腹まわりに新しく出来る血管のこと。

イレウス

 (ileus)腸閉塞。腸の一部が詰まって,食べたものやガスが通らなくなっている状態。お腹の手術のあとに、術後癒着で起こることがある。 小児外科学会

ビリルビン焼け

 黄疸が長く続き、ビリルビンの色素が皮膚に沈着すること。病状が改善すれば、元の肌の色に戻る。

MRSA

 発症した場合,通常細菌を退治するために使われる薬が効かなくなる細菌の一種。 国立国語研究所

血腫

けっしゅ。出血により一ヶ所に相当量の血液が溜まっている状態。