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 各検査項目の小児の基準値は性別、月齢・年齢によって異なります。こちらでは掲載しません。
詳しくは小児臨床検査基準値(国立成育医療研究センター)

Na

 (ナトリウム)血中陽イオンの90%以上はナトリウムである。体内の水分補助や浸透圧調整を行う。ナトリウム値は下痢や嘔吐、浮腫など水代謝異常が診られる場合に検査する。脱水症状を起こしているときや急速なナトリウム含有輸液で上昇することがあり、逆に利尿薬の使用、嘔吐、下痢で低下することがある。

K

 (カリウム)ナトリウムとは反対に主として細胞内液に多く存在する。神経や筋肉の興奮性、酵素反応、糖・タンパク代謝に関与し、特に心筋の働きに大きく影響を与える。嘔吐や下痢による喪失や腎臓からの排泄促進で低カリウム血症をきたす。

Cl

 (クロール)血中の陰イオンの多くを占める。人体へは食塩(NaCl)の形で摂取される。血液検査ではナトリウム濃度とのバランスが重要な判断材料になる。

Ca

 (カルシウム)体内に最も多く存在するミネラルで、99%以上が骨や歯の形で貯蔵されている。血中に存在するカルシウムはイオン化することで、神経や筋の興奮性、血液凝固、細胞膜機能、酵素の活性化、ホルモン分泌などの生理作用を担う。血液検査では内分泌疾患、骨代謝異常などの検査に利用される。

IP

  (無機リン)体内ではカルシウムに次いで量が多いミネラル。体内では85%が無機リンとして骨に存在し、カルシウムと結合している。ただし、無機リンには生理作用とは直接的な関係がないため、主に血液検査ではカルシウムとの関連性を調べる目的で内分泌、骨代謝異常の有無を検査する。カルシウムとリンの代謝及び排泄は一部腎臓で調整されているため、腎臓のろ過量が減少するとリンの検査値が上昇する。しかし、カルシウム値はリンほど影響は受けない。

Mg  

(マグネシウム)体内のマグネシウムは、ほとんどが骨に含まれている。血液中に存在するのは微量。マグネシウムは骨や歯の形成および、神経や筋肉の正常な機能に必要。体内のさまざまな酵素も、マグネシウムがないと正常に機能しない。マグネシウムは食物から摂取し、尿や便で排出する。